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朝からメッセージ

f:id:barussnn127:20160529091856j:imageニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『健康なときには意識しない自分の身体の存在を、病気になると、かえって意識する。自分の身体との、対話もする。その結果、かえって、生きている実感が生まれてくるような気さえする。そして、そんな感触は、元気になると、消えていってしまう。

心も同じ現象があるように思う。何の悩みもなく、すべてが順調に行っているときよりも、何か障害があって、ひっかかりを感じ、悩んでいるときの方が、自分の心の所在を、実感できることがあるように思う。

子どもの頃から、時折訪れる風邪や発熱が、見方を変えれば、一つの恩寵のようにさえ感じられていたのも、少しの変調が、かえって、自分という存在の確認につながっていたからではないかと思う。

調子が悪くて、うーんと眠っているときには、たいてい何も考えてはいないけれども、無意識のところで、自分の確認作業が行われているようにも感じる。自分が自分であることの確かめが、進んでいるようにも感じる。

だから、病気になる分だけ、人は自分を確認できるのだと思う。そう思えば、風邪になるのは辛いけれども、そこにはEvery cloud has a silver liningのことわざが活きているようにも感じられる。』