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朝からメッセージ

f:id:barussnn127:20160403072711j:imageニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『
先ほどお答えした「脳なんでも相談室」のご回答で思い出したのだけれども、人生には二つの軸が必要なのだと思う。一つは、文学でも、哲学でも、芸術でも、人生をふくよかにふくらませる軸。もう一つは、ものすごく具体的で、実際的な軸。

ぼくにも経験があるんだけど、思春期というものは、人生の意味などについて、普遍的に、深く考えようとする傾向がある。それがないと、人生は深まらないから、そのような活動自体は良いことである。

一方で、ものすごく具体的に、将来はどのような仕事をするのか、そのためには、今、何をすべきかということを実際的な視点から考えることも必要なのであって、この軸は、最初の軸と、多くの場合「直交している」のである。

「直交」しているとはいえ、無関係ではない。人生における具体的かつ実際的なことは、あるタイプの青年たちをくじけさせ、力を失わせるところがある。だけど、そんな時、第一の軸、つまり文学や哲学があると、それが魂の癒やしになる。

ドストエフスキーニーチェドゥルーズを読むことは大いに結構。しかし、その軸とともに、どうやってお金をかせごうかと、きわめて具体的かつ実際的な生活の心配をすることは悪いことではなくて、むしろそれがあるから安心して思索に浸れる。

人生は、どうしてもピュアに生きたいという衝動があって、そう考えると何か一つにしなくちゃと思うけど、実際には異なる方向性が併存していることが、人生を強靭にする。そのことを、少しずつわかっていかなくてはならない。』