ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『
共感を通した他者理解は、自分の心の中にない気持ちは推定できない。さらに、特定の感情をいだきやすい人は、相手にもそのような感情があるのではないかと思いがちである。そのことで、間違った他者理解をすることもある。
たとえば、嫉妬の感情をいだきやすい人は、他人の中にもそのような感情があるのではないかと思いがちである。一般に、さまざまな感情の重み付けは人によって異なり、自分の心の中の重み付けで相手を推理しようとする傾向がある。これは、共感を通したアプローチの限界である。』