2017-02-03 ナイターメッセージ エッセイ コラム ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『 その意味で、しばしば聞かれる、外国語学習が日本語の理解の邪魔になるかという議論はむしろ逆であろう。夏目漱石が英文学を徹底的にやったあとに日本語表現で大成したように、むしろ外からの目が入ることで日本語の感性が磨かれることもある。 歴史的に見れば、漢文の影響を大きく受けてきた日本人にとって、漢文の表現や文法、ニュアンスは、逆にやまとことばの特性を際立たせるものとして、時折「鏡」としての役割を担ってきたものと考えられる。』