2019-10-30 朝からメッセージ コラム エッセイ エッセイ ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ 『 夏目漱石は文体も文学性もどちらも素晴らしいけれども、文体が整っているとか、洗練されているとか、そういうことは確かに大切だけれども、あまりそれに流されてはいけないんだろうなと思う。村上春樹さんもドストエフスキーも、その文学性は翻訳で持ち運べる領域にある。』
2019-10-29 朝からメッセージ コラム エッセイ エッセイ ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ 『 どんな地方に住んでいても、どんな家庭環境でも、すぐれた資質をのばせるような、そんな教育システムを用意することは国や地方自治体の責務であると同時に、そのようにしないと日本の中にいるかもしれないモーツァルトやメゾファンティのような天才の芽を育てられなくなってしまう。』
2019-10-28 朝からメッセージ コラム エッセイ エッセイ ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ 『 ダーウィン的に自然を見ると、もともと生態系のそれぞれのニッチは対等なのであって、上や下はない。マスメディアというボトルネックの時代に、たまたまメジャーとか権威とかが一時的にできた。その残像がまだ一部で影響している。世界はクラスターからできていてフラットである。そして自由だ。』
2019-10-27 朝からメッセージ コラム エッセイ エッセイ ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ 『 東浩紀さんのツイッターでの発信を楽しみにしてきたものにとって、アカウントが消えてしまったのはとても残念だけれども、以上のような東さんの姿勢には私は全幅の信頼を感じていて、きっと伏流はやがて小川となって私たちの戯れる生命の場をうるおしてくれるのではないかと期待する。』
2019-10-25 朝からメッセージ コラム エッセイ エッセイ ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ 『 典型的な知性の分野以外でもそうで、もはや、誰かがモーツァルト的な音楽を書いたり、モネ的、あるいはフランシス・ベーコン的な絵画を描いたりしてもそれは創造性の発露とは見いだされないところがある。つまり、人間自身がゴールを常に動かす傾向があるわけで、「AI効果」は人間自身にも適用される。』
2019-10-19 朝からメッセージ コラム エッセイ エッセイ ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ 『 今回のIOCによるマラソン、競歩の札幌開催の決定は、ガバナンスの見事な事例だと思う。組織の自律的な力学ではいつまで経っても変えられないことがある。オリンピックのマラソンだけでなく、いろいろな組織、社会で、ガバナンスの最適設定でうまく動かせることはたくさんあるはずだ。』
2019-10-17 朝からメッセージ コラム エッセイ エッセイ ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ 『 型やスタイルがあるからこそ、変化に適応できて、融通無碍に新しいことができるという歌舞伎の強さは、まさに激動の中にある現代の私たちにとって、大きなインスピレーションだと思う。来年の團十郎襲名公演が楽しみだ。』