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朝からメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ   『

卓球の福原愛選手が、リオ五輪で団体の銅メダルを獲得したあとのインタビューで、泣いて、それを見ていたNHKの女性キャスターもまた、「もらい泣き」をした。このような時の涙は、いいものである。最高の涙だと言うことができるだろう。

涙にもいろいろあるが、さまざまな要素が揃って、いわば、ジグソー・パズルのピースがすべてはまったような、そんな瞬間の涙がある。そのような涙は、いわば、一生のメモリアルなのであって、ずっと記憶に残る。

巨人を熱望しながら、PL学園の同僚の桑田さんが入ったことで西武に行った清原選手が、二年目の日本シリーズで、その巨人を相手にあと1アウトで日本一、という時に、一塁の守備についている時に「清原が泣いています」と号泣した、あの涙は、まさに、ジグソーパズルのピースがはまった涙だった。

悲しい映画を見たり、悲劇のドラマを観たりしてもらい泣きする涙も、もちろんいいが、ほんとうにいい涙は、自分の人生で、さまざまなパズルのピースがはまった、その瞬間に流れる涙だろう。今回の愛ちゃんの涙は、そんな涙だった。

参加した選手の方にうかがうと、4年に1度のオリンピックは、通常の国際大会とは違った、異様な雰囲気、プレッシャーなのだという。極限状況の中でパズルのピースがはまって流れる涙は、その当事者の選手だけでなく、観る者にとっても、一生忘れない、そんな特別な記憶になり、これからも育っていく。』