ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『
鍵となるのは、「本家」であるピコ太郎さんの動画はもちろんだが、多くの「カバー」、「パロディー」が生まれて、それらの動画も多くのビューワー数を稼いでいった、という点にある。「本家」+「カバー」のパワーで、PPAPは一気に広がっていったのだ。
PPAPは、カバーやパロディーが、lip dub(口パク)で作りやすかった、ということも一つの大きなポイントかもしれない。ピコ太郎さんの音声トラックを用いて、さまざまな人がそれぞれのPPAPをつくったことで、ミームが一気に広がった。
「本家」であるピコ太郎さんの独特の存在感がブームに火をつけたことは言うまでもない。ヒョウ柄で、サングラスをかけ、ちょっと「こわそう」だけれども、意外とチャーミングで、ナンセンスなことを言う、そのギャップが受けたのだろう。』