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朝からメッセージ

ニコ・ロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『  f:id:barussnn127:20150625102652j:image「豆どこに入れてる?」って聞いたら、「タッパーに入れて、冷蔵庫の野菜室に入っている」という答え。さて、AGIは、見知らぬ家に入って、野菜室の豆を見つけて、挽いて、コーヒーを淹れることができるか? 人間でさえ、難しいだろう。
面白いのは例外処理で、「私はコーヒーを飲まない」という答えが複数。その場合、家に入ってコーヒーを探すプロトコルを、どこかで中断しなければならないだろう。さらには、「コーヒーほしい時には、近くのスタバに買いに行く」という回答も。ううむ(笑)
汎用人工知能(AGI)が、見知らぬ家でコーヒーを淹れるというタスクを無事実行する(諦める)ためには、冷蔵庫の野菜室に豆が入っているとか、コーヒー飲まないとか、近くのスタバで買ってくるとか(それは淹れるという行為に分類していいか)さまざまな特別、例外処理をしなければならぬ。
もっとも、身体性や常識に依存しない、全く別のアプローチもあるかもしれない。コーヒー豆から出る微量化学成分をトレースして場所を特定するとか、部屋に残る微量成分でその人がコーヒー飲むか推定するとか、ライフログでその人の行動を推定して、百発百中でコーヒーを淹れちゃうとか。
いずれにせよ、すでに記号化、デジタル化された文章の解析のような、人工知能が得意とするタスクと異なり、コーヒーを淹れるという一見簡単なタスクが、常識や身体性の壁でかえって難しい、というところが面白い。果たして、汎用人工知能(AGI)は、コーヒーを淹れられるのだろうか?』