2017-03-15 いきなりメッセージ エッセイ コラム ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『 作品と本人の間にギャップがあるということは、つまり、作品とは時にしてデトックスなのかもしれない。本人にとって「毒」のようなもの、もはや体内にとどめておけないものを排出することが、結果として作品になるのである。 物故作家の作品はとたんに売れなくなると編集者たちは経験則から言う。作家が生きている間は本人というエンジンがあるが、亡くなってしまうと作品が独り立ちできていないのだろう。作家と作品の距離は、遠ければ遠いほど良い。』