ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『
このように考えてくると、創造性を理解するためには、創造者自身が把握していない無意識の中の過程と、それを認識する意識の中の過程の関係性が重要であることがわかる。また、創造されたものが創造者自身にとっても一つの驚きであることも注目されなければならない。
過去の記憶を想起する時には、その内容が思い出す者にとって驚きであるということは通常ない。創造性において、生み出されたものが驚きであるということは、それだけ、生み出されたものが(見かけ上の)新奇性を持っていることになる。この新奇性のメカニズムが創造性の核心である。』