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ナイターメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『

「知性」には正解がある。問題には答えがあり、命題には証明がある。最適化は、関数が与えられれば、パラメータ空間の中で正解がある。将棋や囲碁は、次の最善手という最適解を求める試みである。しかし、人格には、そのような最適化、正解がない。

たとえば、外向的な人は、内向的な人に比べて、コミュニケーションなどの点で有利で、望ましいように思われるけれども、実際には内向的な人にはそのユニークな意味がある。内向的な人にしか気づけないことや、そのような人にしか担えない役割がある。

神経症傾向(neuroticism)は、くよくよ悩んだり、迷ったりすることで、通常は困ったことのように思われるけれども、実際には神経症だからこそ、できることもある。たとえば、映画監督のウディ・アレン

ウディ・アレンは明らかに神経症的で、その映画は、そのような傾向を全面的に出したものだけれども、だからこそ表現できること、描ける物語がある。実際、ウディ・アレンの映画は、その神経症的傾向の一つの果実であるとも言える。

進化の過程で、さまざまな性格的傾向の多様性が残ってきたのは、それぞれの性格に意味があったからだと考えられる。性格には正解がない、多様性こそが大切なのだ、ということを心にしみこませて、自分自身のユニークな人生を送りたい。』