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朝からメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『  

マインドフルネスは、「今、ここ」で起こっていることに対して、判断をせずに「気付き」の能力を高めることである。もともと、瞑想の伝統から出てきたものだと言われているが、私自身は、いわゆる「瞑想」にこだわる必要はないと思っている。

確かに、「マインドフルネス」の状態がどのようなものかを理解する上では、瞑想は有効である。しかし、それは、唯一の方法ではないし、常に瞑想をしなければならないわけでもない。むしろ、一度内的感覚を掴んでしまえば、あとは日常生活で良い。

心の持ち方は、圧倒的に多くの時間を占める日常の中でのそれが一番たいせつである。たとえば、歩くことで、マインドフルネスの状態を内的につかんだとして、その後は、歩かなくても、仕事をしたり、雑談をしていても、マインドフルネスを実践できる、その感覚が大切である。

親鸞は、行きと帰りは違って良い、ということを言っているが、大切なのは、帰りに、何を持ち帰るか、ということだと思う。外的な行為で規定するのではなく、内的なおみやげをつねに持ち運ぶようにする。マインドフルネスは、結局、そこにポイントがある。

マインドフルネスにかぎらず、ある特定の行為、修行にポイントがあると思いすぎると、かえって自然な日常が妨げられる。自然体で、何をしていても、その心根に至る、というふうになれば、その人はそのコツを掴んだ、ということになるのだろう。』