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朝からメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『

おそらく全部見る時間はないんだけど、アメリカとイギリスの合作で、小惑星が地球にぶつかる、という設定のコメディ・ドラマがあって、その1話だけ見た。

もともとは、Devil's Advocateに興味を持っていて、それを検索していたら、そのナントカというドラマにその役の人が出てくる、というので、見てみたのである。

人間の営みが、天文学的なパラメータの世界の文脈で見るとabsurdに見えるというのは本当で、もし、いつかまた巨大インパクトを与える小惑星が地球にぶつかったら、大量絶滅して、文明もすべて消えてしまう。

私たち人間の営みというのは、結局、ほんのつかの間の水たまりの中で泳ぐ小動物のようなもので、おごってもいけないし、過大評価をしてもいけないし、つまりはabsurdなんだということだと思う。

先日、スーパームーンとか、スーパーマーズとか、そういうことに興味がないとつぶやいたら、茂木さんは天文のロマンが感じられないのか、とか書いてこられた方がいたが、以上のような理由で、感覚が違うのだと思う。

ぼくは、ビッグバンだとか、クエーサーとか、ブラックホールとか、宇宙線とか、そういうものの蠢く宇宙の根本原理は、人間のような生命から見れば「恐怖」あるいは「畏怖」でしかないと思っている。スーパームーンがきれいだ、とかいうのは、ちょっとメルヘン過ぎると思う。

イギリスで流していた、ヒッチハイカーズ・ガイド・トゥー・ザ・ギャラクシーで、宇宙の究極の真理をスーパーコンピュータが750万年かけて計算し、その結果が「42」だった、というあたりに、このようなabsurdityの感覚を、私は感じる。』