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朝からメッセージ

ニコ・ロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『f:id:barussnn127:20151210070301j:image
先日、Jリーグの選手に対する差別的ツイートのニュースが流れたとき、それと同じ発言はネット上では日常茶飯事だから、なぜニュースになったのだろうと思った。しばらくして、サッカー界は国際水準で人権問題に取り組んでいるからという分析に出会って、なるほどと納得した。
現代の世界における標準的な人権感覚、価値観は、すべてのセクションにあまねく浸透しているわけではない。基準器と無関係に、差別、偏見の発言をしている人などいくらでもいる。ただ、基準器に接触したり、近づくと、そのような発言は「瞬殺」される。
大統領選挙ドナルド・トランプ氏の発言も同じだろう。イスラム教徒の入国を禁じるべきだという類の発言をしている人は、オンラインでもオフラインでもたくさんいる。しかし、米国の大統領候補という、価値観の基準器の体現者であるべき人がそれをやってしまっては、「瞬殺」されるのは当然だ。
トランプ氏の発言に対する「瞬殺」コメントは早く、さまざまな角度から寄せられた。ホワイトハウス、共和党議員、英国首相。トランプ氏の発言は許容されないと、現代における価値観のstandard-bearerが批判したのは当然なことだと言えるだろう。
最初のJリーグ選手に対する差別発言に戻る。似たような差別、偏見の発言は、ツイッター上ではむしろ日常茶飯事である。しかし、これらは目につかないから許容されているのであって、現在の価値の基準器に接触すれば「瞬殺」されることを、トランプ氏の一件を通して学べば世界は少し平和になるだろう。』