ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ『ツイッターの使い方について考えたい。新聞やテレビなどのマス・メディアは依然として重要だが、ツイッター、フェイスブックなどのソーシャル・メディアは無視できない。特にツイッターは、流行や、世論を生む上で、むしろマス・メディア以上の力を持っていると言ってもいいかもしれない。
ツイッターについては、可能ならば実名、ないしはその人が誰なのかわかるかたちでのつぶやきを推奨している。ツイートの活動がその人の履歴になり、また資産にもなるからである。せっかく興味深いことをつぶやいていても、匿名では、その人の資産として結びつかず、もったいない。
ある会社の公式アカウントをつぶやいていた「中の人」が退社する時に、そのフォロワーを引き継ぐかどうかで争って裁判所が一フォロワー20ドルの価値がある判断した事例が確かあったと思うが、ネットで検索すると、一フォロワーの価値は、2ドルくらいから110ドルというものまでいろいろある。
いずれにせよ、自分のアイデンティティを明らかにした上で、興味深いツイートをしている方々が、ツイッター上でフォロワーを集めて、さまざまな社会活動におけるその方のvalueを上げている事例はたくさんあるわけで、匿名のツイッターは、もったいないと私は感じるのである。
私がツイッター上でポリシーとしていることを幾つか列挙する。まず、ブロックはしない。また、@メンションで誰かに発言するときには、共感や賞賛の場合に限る。後者についてはさまざまな意見があるだろうが、@メンションで批判や非難を飛ばすことが、個人的に気持ちが悪いのである。