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いきなりメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ❗️『「腕時計からスマホへ」というの流れの逆転はあるのか?

起きるとたいていパソコンの場面を立ち上げて、ツイッターを開くと、トレンドワードで世の中の動きがわかる。今朝は、「Apple Watch」というのがあって、ああ、発表だったか、と思ったら、「218万円」とあったから、まさか! と思ってクリックしたら、そのまさかだった。へえ〜!!!

かつては、腕時計は人が身につけるもっとも精密な機械だった。その行う「計算」は、「時刻」と「アラーム」、「ストップウォッチ」くらいだったけど(電卓付きの腕時計もあったよね)。昔のSFでは、時計型のデヴァイスがしばしば描かれていて、テレビ電話など、いろいろな機能が盛り込まれていた。

この20年くらいのモバイル・コンピューティングの歴史を見ると、「腕時計」から「ケータイ」への流れだったように思う。最初は、普通の携帯(ガラケー)を、時計代わりにして、腕時計をしない、という人が増えた。ガラケースマホになるにつれて、スマホが時計を兼ねる、という傾向はより顕著に。

腕時計をして時間を見るというよりも、「今何時かな?」とスマホを取り出して時間を見るというのが当たり前になり、アラームもスマホで、という人が多数派の時代(普通のアラーム時計の売上はおそらく落ちているだろう)。このような、全体として「腕時計からスマホへ」という流れが、今回で変わるか?

Apple Watchの発表のまとめをざーっと眺めていたら、すべてスマホでできることで、もし需要があるとするならば、物理的形態としてスマホではなく腕時計型が欲しい、という人にとってであろう。あるいは、ファッション・アイテム。見せびらかし。あるいは、curiosity value.

ぼく自身の個人的な感覚では、「腕時計」から「スマホ」へという「個人的計算」の流れは変わらないように感じる。ぼくはもともと腕時計をしているのがイヤな人なので、今使っているiPhoneがあれば、すべてが済むという生活に満足している。欲を言えばiPhone 6よりも少し小型のがほしい。

Apple Watchは、「腕時計からスマホ」というの流れの逆転のきっかけになるのか? 周囲にも、腕時計をするのが好きな人はいるし、一定の需要はあると思うけれども、ぼくの読みでは、腕時計からスマホへという流れ自体は、変わらないのではないかと思う。いずれにせよアップルの健闘を祈る!』