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朝からメッセージ

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ニコ・ロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ‼️『
あいかわらず、iPhoneで「最強の囲碁」をときどきやっている。レベル10にすると、なかなか強い。昨日も、合間にやっていたら、コンピュータのやつに、メタボロに負けてしまった。 (添付画像。私は黒です。)勝つこともあるんだけどね。 

囲碁は、白と黒で囲い合うゲームで、一目でも多い方が勝つ。先手の黒番がすこし有利なので、その分、6目半のハンディキャップ(「コミ」)をつける。先に上げた画像では、コンピュータの「白」が、ぼくの「黒」に現時点で30目以上の差をつけていて、だから「メタボロ」なのである。

ところが、局面をローカルに見ると、それぞれの場所で、ぼくの黒石は、それなりに「元気」に「幸せ」にやっているというか、それぞれの「居場所」を確保して、案外ぬくぬくとやっている。それはそれで、素敵なことだなあ、と思うわけである。

囲碁は、あくまでも、盤面全体の地を数え上げて、一目でも多い方が勝者となるwinner-takes-allのゲームなのだけれども、盤面のあちらこちらで、それぞれの石が、それなりに幸せにやっている、というのもまた真実なのであり、そこに、人生のまことがあるのではないか、と思ったりする。

盤面全体を数えて、白黒つけるというのは、ちょっと、グローバリズムに関するある種の議論に似ている。それはそれであっていいが、一方、それぞれの場所で、それぞれの石が、心地良く棲み分けている、ということに注目する議論があってもいいと思う。それが生命というものか。

本日、井山裕太名人が、日中韓名人戦の決勝にのぞまれる。この世界の頂点を極めることができるか。こちらは、以上のような素人の与太話とは関係のない、プロの真剣勝負。井山名人が頂点に立つことを信じて、ヘボ碁打ちとして、応援をしたい。』