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朝からメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ

器が欠けたり、割れたりしても、それをていねいに金継ぎして、大切に使う。そこに、日本人の美意識がある。中国陶器などは、完全な幾何学的美を理想としていて、それが失われるとどうしても価値が下がってしまうけれども、日本では、金継ぎをして、むしろ価値を深めて高める習慣ができた。 「五十三次」という銘の茶碗もあるという。「東海道五十三次」をもじったものだが、五十三のかけらを「呼継ぎ」(異なる茶碗のかけらを集めて金継ぎすること)して、一つの茶碗に仕立てた。ここまで来ると、一つの芸術品だ。 なぜ、世界で「金継ぎ」が注目されているのかと言えば、そこにある世界観、人間観、生命観が心を動かすからだろう。不完全でいい。壊れても、修復すればいい。至らなさを受け入れて、そこに美しさを見い出せばいい。そんな「金継ぎ」の精神が、多くの方に深い気付きと感動を与えている。』