2017-02-10 朝からメッセージ エッセイ コラム ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『 母にせよ、恋人にせよ、共感というもので結びついたきずなは大切だが、その安全基地も結局、人生の孤独という本質的な問題を救ってはくれない。ほんものの芸術は、そのあたりの機微をリアルに描く。 結局、人生はひとりぼっちだが、その厳しい認識から出発して、あまり期待することなく、人に対して善意と気づかいで向きあえば、時折心のふれあいをもたらしてくれる。その感動が『東京物語』の根底にある。』