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エッセイ社会派なブログ??!

朝からメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『  

ぼくは感覚が世間とはずれているらしく、いろいろなところで違和感を抱いてしまうが、「打ち合わせ」というものがよくわからない。しばしば、メールで、「打ち合わせ」の時間をください、という依頼が来るが、正直、必要ないんじゃないかと思ってしまう。

「打ち合わせの時間を30分程度ください」と言うメールが来たりして、仕方がないから、ここで、とお会いする。その時、ぼくが思っているのは、「絶対、そんなに時間が必要なはずがない」ということで、案の定、予感はだいたい当たる。

「打ち合わせ」と言っても、せいぜい2、3項目(多くて5項目くらい?)の事項の確認だけで、それが終わると、暇になってしまう。仕方がないから、(ぼくはサービス精神が旺盛なので)、何か雑談をして、場を盛り上げてしまう。

つまり、世間で言う「打ち合わせ」とは、せいぜい2、3分で終わる「確認の時間」と、そのあとの「雑談」のことなのだな、と割り切ったら、気が楽になった。それ以来、「打ち合わせの時間をください」というメールは、「雑談しましょう」と読み替えることにしている。

もっとも、「打ち合わせ」と称して、本来だったらさっさと済むことを、「ああしましょう、こうしましょう」と、行ったり来たり、うろうろしている会話が横から聞こえてくることもあって、ええい、まどろっこしい、といらいらしてしまう。世間には、不必要な時間をかけるのが好きな人がいるようだ。』