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朝からメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『

オリンピックは、ふだん観る機会が少ない競技をみて、興味を持つよい機会だと思う。昨日、砲丸投げ決勝をみていて、せいぜい10分くらいのことだったのだけれども、競技としての面白さに目覚めてしまった。

砲丸投げの選手たちは、みんなころころしていて、首のあたりが太い。それで、その一人ひとりが紹介される時に、カメラに向かってウーンと力んで見せたりするのだけれど、その間、ずっと後ろでブラジルの楽団が音楽を奏でている。その「絵」があまりにも面白かった。

いよいよ投げる時になると、砲丸を首のあたりにかかえて、ころころした体型の選手たちが、くるくる回って加速する。それで、ぐわーっと投げるのだけれども、あれだけ重い砲丸が20メートルも飛んでいってしまうんだから、怪力と言うしかない。

それで、ころころ体型がくるくるして、砲丸をぐわーっと投げるんだけど、面白いことに、多くの選手が、勢い余って、おっとっとと、サークルの外に出てしまうのだ。すると、赤旗が上がって失格となる。せっかく遠くまで投げても、失格となる。

砲丸投げのころころ体型の選手が、くるくる回って投げたあとに、おっとっと、とサークルの外に出そうになって、千鳥足であちらこちら踏みまくりながら耐えている映像が本当におかしくて、思わず画面に釘付けになってしまった。

砲丸投げの面白さは、それだけではなかった! なんと、くるくる回らないで、助走から、いきなりぐわーっと投げる人もいたのだ。ナントカカントカという投法だと言っていたが、優勝候補のこの選手、20メートルを超えてきて、さすが、と思った。くるくる回らないで投げる砲丸投げもあるのだ。

砲丸投げがこんなにおもしろい、奥深い競技だとは思わなかったが、リオ五輪のおかげで目が覚めた。他にもそういう競技、たくさんあるのではないかと思う。放送の仕方も、そんな競技に光を当てて面白さを紹介する方法があるし、あったろう。あとの会期は、残り少なくなってしまったけれども。』