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朝からメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『

人工知能の学習を支える要素の一つは、パターン認識である。大量のデータをインプットして、それらに共通の要素を抽出する。囲碁を打つのでもそうだし、自動運転でもそうである。

ツイッターのTLの本質もまた、パターン認識なんだろうと思う。もっとも、この場合、原理的には人工知能がそれを学ぶことも可能だが、人間の読者にとっての、パターン認識の型が大切になる。そのようなTLに接することで、あるものの見方を学ぶのだ。

ここで言うパターン認識とは、単なる情報の伝達ではない。たとえば、昨日、私は中村仲蔵についてツイートしたけれども、この古典落語の名作についての情報を伝えることが必ずしも主要な意義ではない。より本質的なのは、ものの見方、考え方、感じ方のパターンだ。

最近、英語圏のツイートを見ていると、バズって、viralになっているツイート、ないしはツイートのパターンを、memeと表現していることが多い。これはmeme になった、というように。それはつまり、ある特定の感じ方考え方のパターン認識ということだ。

結局、ツイッターとは、自分が良いと思うミームを、ツイッターの広大な海に投じる行為かと思う。それが誰に到達するかわからない。受け止めてもらえるかわからない。とにかく投じる。そのことで、次第に、パターン認識が広がっていく。

お互いに、自分の好きなミームを投じたり、RTしたり、コメントしたりして、いわば巨大な自由市場の中で何かが進化していくのがツイッターの良い点なのかもしれない。ぼく自身は、例えば、シリアスな問題こそユーモアをもって語るミームを、是非広げたいと考えている。』