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朝からメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『

スイカの季節だ。ぼくはスイカが大好きで、できるならば毎日食べたい。あのみずみずしい果汁と、さくさくした食感を考えると、たまらない。今出ているスイカは、熊本のものも多いというので、支援の気持ちもこめて、せっせと食べている。

ぼくが子どもの頃、「種なしスイカ」というのが流行った。当時、なかなかに画期的なイノベーションとして喧伝されていたように記憶する。ところが、ある時期から、種なしスイカは廃れて、最近はあまり見なくなってしまった。

種なしスイカをつくるためには、コルヒチンというアルカロイドを使うらしいが、安全とは言え、できれば使わない方がいいし、また、味が、種ありのものに比べるといまいちということで、次第に種なしスイカは廃れてしまったらしい。

そして、これは、本質的なことだと思うのだが、スイカの場合、種がある方が、見た目にも「絵」として美しい、ということがあるのではないか。ただ赤い色が広がっているよりも、ところどころ、黒い種があった方が、コントラストがあって美しい。

その意味で、時々、スイカの種で、白っぽいというか、弱々しいものが混じっていることがあるが、あれは、力がないというか、物足りない気がする。やはり、スイカの種は、黒黒と、力強く、そして赤とのコントラストが美しいものが望ましい。

ところで、昔は家に縁側があって、そこからスイカの種を飛ばして遊んだものだが、それで翌年スイカが生えてきた、というのは子どもたちの間の都市伝説としては聞いたことがあるが、実際に経験したことはない。スイカの種は、飛ばせば生えるくらいの生命力を持っているのだろうか。