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ニコ・ロビンインドメタシンブログ!!

エッセイいろいろな内容のブログ

朝からメッセージ

f:id:barussnn127:20160517065841j:imageニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『ロットン・トマトは、常に正しいわけではない。というか、批評は、たとえ信頼できる批評家を集めても、常に正しいわけではない。その上で、さまざまな作品に対して、良い、悪いをはっきり言うことは、映画を育てる上で、大切なことだと思う。

映画は芸術であり、興行的な成績と、批評的な成功は必ずしも一致しない。いわゆるブロックバスターが、批評的に成功するわけではない(昨年のマッドマックスはどちらも成功した事例であるが、いつもそうとは限らない)。

映画を批評する、容赦ない雰囲気がなければ、いい映画はできない。その点で、映画の宣伝、流通をめぐる日本の状況は、ぬるま湯と言われても仕方がないと思う。

テレビ局が絡んだり、大手芸能事務所のタレントさんが出たりすると、そのような映画は、タイアップなどで延々と宣伝されるが、果たして出来はどうなのか、ロットン・トマトのような容赦ない評価がくだされることが、日本ではまずない。

もちろん、最近は、ネット上のユーザーレビューなどはあるが、それと、ロットントマトのような批評家のレビューは、おそらく役割が違う。後者の不在が、日本映画にとって、不幸な事態を招いているように思う。

テレビ局が絡み、細作委員会方式で多くの大人の事情が絡み、大手芸能事務所のタレントさんが出た時点で、その映画についてのメディアの中での言葉が、ほぼ自動的に砂糖でくるんだものになると保証されている状況は、日本映画を長い目で見れば衰退させるだろう。

では、ロットントマトは、日本でも可能か。難しいだろうが、やってみたらいいと思う。批評は自分の判断の積み重ねであり、その意味で、園子温さんの言われる映画つくりの独創性と起源は同じである。ロットントマトのようなサイトができたら、日本は映画だけでなくてだいぶ良くなるんじゃないか。』