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朝からメッセージ

f:id:barussnn127:20160227074315j:imageニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『
昨日のアサカルは、モーツァルトをやった。モーツァルトは神童であった。5歳の時に最初の作曲をした。目隠しをして、ピアノを弾けた。そこに目をつけた父、レオポルトといっしょに、7歳のときから、ヨーロッパ中を演奏旅行した。

オポルトは、できるだけ早く演奏旅行に行きたかった。小さなモーツァルトが見事に演奏した方が、観客に受けると思ったからである。実際、幼いモーツァルトが完璧に演奏し、難しい即興演奏をするその様子は、大評判になった。

モーツァルトの危機は、成長したときに起こった。完璧な演奏をする小さな子、という珍しさの価値はなくなり、ただの、演奏のうまいおとなになった時、その「市場価値」が落ちてしまったのである。

研究によると、「神童」の多くが、成熟した「天才」にはならない。「神童」は、単に、ある正解があって、その正解に年齢が早く到達する。ところが、「天才」というのは、今までの価値を壊し、新たな創造をしなければならないからである。

つまり、「神童」に要求される能力、人格要素と、「天才」に要求される能力、人格要素は異なる。それは、真逆でもある。実際、多くの神童は成長して「タダの人」になっていく。「神童」が「天才」になるのは、通例ではなく、むしろ「例外」である。

では、いかにして、モーツァルトは「神童」から「天才」になり得たのか? 昨日のアサカルでは、いくつかの仮説を議論したが、そのメカニズムはまだ未解明である。これが、「モーツァルトエニグマ」だ。』