Doodleは、日本語では「落書き」となるのだろうが、重要なのは、「A doodle is a drawing made while a person's attention is otherwise occupied.」という定義の「注意が他のところに向いている」というところ。
つまり、Doodleは、退屈な授業を聞いている時とか、長電話をしている時とか、他に注意が向いている間に、無意識の内に描くものであって、だからこそ、無意識の中にある何かが現れる。意図的にこのようなものを描こうとして描く落書きとは、その点が違う。
さて、googleがdoodleをロゴのところに持ってきているということは、創造性に関する彼らの態度を表していると思う。創造性は無意識からの逸脱であり、自分ではコントロールできない何者かの放出である。それを象徴するのが、doodle。
添付の写真は、あるシンポジウムの時に、壇上で暇だったので(N人が参加している場合、平均すると1/Nの時間しか話さないから)描いたdoodleである。私の無意識の何を表していたのだろう。』