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朝からメッセージ

f:id:barussnn127:20151006100442j:imageニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『昨日、牧師さんで長年ホームレス支援を続けていらっしゃる奥田知志さんと一緒に、都内某所でSEALDsの奥田愛基くんと待ち合わせていた。奥田知志さんのところには、ひっきりなしに支援している人たちの動向を報告、相談する電話がかかってくる。奥田さんが、親身になって対応している。
ぼくは、そんな奥田さんを横目で見ながら、手元のパソコンで仕事をしていた。奥田知志さんが電話を終えて戻ってこられて、二人で座っていたら、目の眼を、菅官房長官がさっと歩いていかれた。何かの会合に向かうらしく、一人で、颯爽と進んでいく。
菅さんが歩いて行かれてから数秒の沈黙があって、奥田知志さんが「今、歩いて行かれたの、菅官房長官ですよね」と言った。「そうでしたね」と私は答えた。それからしばらくして、奥田愛基くんが来た。「よう、元気か?」と聞いた。奥田愛基くんは、少し風邪気味のようであった。
奥田知志さん、奥田愛基くんと、夜の街を歩き出す。奥田愛基くんの髪を見ると、茶色っぽい。「あれ、黒く染めなかったっけ?」と聞いたら、「いや、国会に入る朝に染めたんですけど、その前が金髪だったんで、すぐにこうやって抜けちゃうんですよ」と言う。「へえ、そうなのか!」と驚いた。
歩きながら、奥田愛基くんに言った。「さっきさ、待っている時に、菅官房長官が通っていかれたんだよ。」「えっ、そうなんですか!」と奥田くんが驚いた。「菅官房長官に、お目にかかったことはあるの?」「いや、ないです?」「会いたい?」「そうですね。」
私たちは、鳩山由紀夫さんと合流して、再び先ほど奥田愛基くんと待ち合わせていた場所に戻った。「国会でもさ、向こう側ばかりで、こっちにはこなかったでしょ」と奥田愛基くんに言うと、「そうですね」と言った。それから、なんだかしみじみおかしくなった。
官房長官、奥田愛基くん、奥田知志さん、そして鳩山由紀夫さん。それぞれ、立場や考えていることは違っても、この東京の同じ空間を共有している。肩寄せ合って生きているということが、おそらくは、生きものとしては一番大切なことなのだろうと思った。そして、それを忘れやすいことについて考えた。』