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朝からメッセージ

f:id:barussnn127:20150907065849j:imageニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ『笑いは恐怖や不安といった否定的感情と結びついていて、それらの感情をのりこえ、ときほぐし、やわらかに人生に向かい合うためにこそ、笑いはある。だから、社会的なタブーや、対立があるテーマに踏み込んでこそ、笑いは価値がある。
今の日本で言えば、たとえば、在日の方の問題だとか、沖縄の基地問題だとか、現在進行中の安保法案をめぐる議論だとか、そのようなことに突っ込む笑いは、価値が高い。ともすればタブー視され、議論が硬直化しがちなことほど、笑いというマッサージで解きほぐす必要がある。
先日、私はワイドナショーの収録中に、松本人志さんに、日本の笑いに自己規制はあるか、と聞いて、戦時中、落語の一部の演目が禁止されたことを例として挙げた。松本さんは、自己規制はないとおっしゃった。確かに、今の日本では、戦前ほどの規制はないのかもしれない。
一方で、日本の笑い、特に地上波テレビなどで展開される笑いは、在日や沖縄基地、安保法案といった問題には踏み込まないという印象を持っている。すべての番組を網羅的に見ているわけではないから、ひょっとしたらやっている番組もあるかもしれない。そういうものがあったら、教えてください。
ぼくが比較的よく知っているイギリスやアメリカの例では、BBCで流すコメディでも差別や偏見のきわどいネタを笑いにしているし、アメリカではコメディアンが毎日時事ネタを笑いとともに伝える番組がある。これらの笑いは、硬直化しがちな論点を解きほぐす大切な機能がある。
松本人志さんは日本の笑いに自己規制はないとおっしゃって、そのとおりなのだろうと思うけれども、見方を変えれば、日本の笑いは最初から自己規制されていて、本当に社会のやばいところには突っ込んでいかないという印象を持つ。江戸時代の古典落語はやっているから、現代日本に限ったことなのだろう。