ニコ・ロビンプレゼンツ
茂木健一郎さんからのメッセージ『さて、
横尾忠則さんの「Y字路」を見ると、湧き上がるなんとも言えぬ気持ちは、何に由来するのだろう。ある心細さであり、生きているという実感である。とぼとぼと歩いたY字路は、「私」の何かを映す鏡である。だから、アイコンとして、成立する。
画家とモティーフの出会いは、興味深い。
横尾忠則さんは、故郷の
西脇市でたまたま撮った一枚の写真に浮かび上がったY字路の姿から、その絵の制作を思い立ったというが、
セレンディピティを創作につなげるのが才能というもの。若きク
リエーターたちに、君たちにとっての「Y字路」は何かと問いたい。』