「貧しい」と書いたのは、敢えて議論を起こしたいからで、つまりは、政策をじっくり考えて、練るための時間がない。国会議員ならば、週末は地元に帰って支援者の宴席まわり。10も20もはしご、という話はよく聞く。そのほかにも盆踊りがどうだ、体育祭がどうだと、顔を出すのが仕事になっている。』
なんかのイベントで、地方でお話させていただく時など、よく首長や議員の先生が出席されているが、ぼくはたまたまその時一回だけ行くからいいが、政治家の人はたいへんだと思う。5分かそこら、儀礼的な挨拶をして、顔見せをして帰っていく。実質的な意味は、おそらく、ほとんどない。
支援の集会に行っても、なんだか怪しいオーラの人たちが混じっている。つまり、その政治家のヴィジョンや政策に共感して、何か力になりたい、応援したい、というのではなく、隙あればなんか取り行ってやろう、利益を誘導してやろう、みたいな雰囲気の人たちが多くて、気の毒だなあと思う。
政治家の失言が時々問題になるが、つまり、政治家の時間の過ごし方が、quality of lifeとして良くないので、魂が荒れるのだ。有権者も、夏祭りにうちは来なかったけどあっちはいった、あっちの宴席には行ったけどこっちの宴席にはこなったみたいなくだらないことを言わないで欲しい。