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朝からメッセージ

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ニコ・ロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『東京藝大物語』の主要な登場人物であるジャガー、ハト沼、杉ちゃんが勢揃いして、ぼくと塩谷賢がしゃべっている間に「絵画対決」をした。60分一本勝負で、絵画史に残る傑作を描くことに挑戦する。投票により、杉ちゃんが見事優勝した。杉ちゃん、おめでとう!
『東京藝大物語』はフィクションであるが、実際にあったこともある。そして、小説中、いちばんの暴れん坊である杉ちゃんがやらかしたことは、ほぼ事実の通りである。地面に埋まったり、有名アーティストに逆らったり、卒業制作を投げ落としたり、すべて杉ちゃんがやったことです。
その杉ちゃんは、今は長野県の信濃大町郊外にある木崎湖に活動の拠点を持っていて、原始感覚美術祭を主宰している。久しぶりにあったら、なんと、まだ『東京藝大物語』を読んでいないのだという。自分が大暴れする小説を読んでいないのかと、おかしくなると同時に、杉ちゃんの山の生活を思った。
絵画対決が始まる前に、ジャガーとハト沼は絵の具やキャンバスをスタンバイしているのに、杉ちゃんは地面にキャンバス置いてへえへらしている。だいじょうぶか、と聞いても、だいじょうぶです、と言う。始まったら、いきなり地面を掘り始めて、石でキャンバスをがんがん打ち始めた。
土をなすりつけたり、石でキャンバスをなぐったり、ずっと地面に張り付いている。やがて、キャンバスの枠を大きな石でがんがん打ち始めた。塩谷といっしょにしゃべっていると、うわっと観客の声がした。杉ちゃんが枠からはずれたキャンバス地を投げたところだった。キャンバスは神社の階段に着地した。
杉ちゃんが、学生時代にやらかした、さまざまなことを思い出した。山で暮らす杉ちゃんは、自然の中で、時折庭から雑草を引っこ抜いてきて食べたりしながら、アーティスト魂の炎をちろちろ燃やし続けている。『東京藝大物語』の続編を書くことがもしあったら、山の中の男の話になるのかな、と思った。』