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朝からメッセージ

f:id:barussnn127:20150720092812j:imageニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ『トランプ氏についてのあれこれ
アメリカの不動産王、ドナルド・トランプ氏の言動が面白い。先日、米国連最高裁判所の判決で同性婚が合法化されたことをトランプ氏が、「伝統的な結婚を破壊する」と批判。テレビ番組のキャスターが、「三回結婚することの、どこが伝統的なんだ?」とツッコミ、思わずトランプ氏が黙るという場面も。
トランプ氏は、今、共和党の大統領候補として、トップの支持率を誇っている。しかし、失言があまりにも多い。先日も、メキシコからの移民は犯罪者だ、と発言して、メディアや識者、一般の人々からの反発と失笑をかった。それでも、トランプ氏は反省しようとしない。
トランプ氏は、美人コンテスト「ミス・ユニバース」の主催者であり、それに関しての失言も多い。そもそも、美人コンテスト自体に、「なぜ、女性を、見世物のように行進させなければならないのか」という根強い批判があるが、トランプ氏は一切気にしない。
トランプ氏は、下品で、近代の人権感覚を身につけておらず、少数派や弱者に対する思慮に欠け、失言が多い。それにもかかわらず、共和党支持者の中で一定の人々がトランプ氏に共感することで、さすがに候補にも大統領にも選ばれないであろうものの、存在感を保ち続けている。
さて、トランプ氏のような人物、そしてその支持者は、米国だけでなく、いろいろな国にいるものと思われる。もちろん、この日本にも。問題は、人々のスペクトラムの中で、そのような人がどれくらいの割合を持つか、そして、政治的に、どれほどの影響力を持つかということであろう。
今のところ、トランプ氏は米メディアの中で「色物」として扱われており、真剣に検討すべき候補者とは見なされていない。米国のスペクトラムは広く、その中心は同性婚の容認や、人権思想の尊重のゾーンにある。色物だからこそ、目立つ。トランプ氏が色物であり、メインにならないのが米国の健全さだろう
英国にはUKIP(英国独立党)のNigel Farage氏がいて、同じように色物扱いされながらも、一定の支持を集めている。どの国にも、排外的、差別的な人間はいる。人間というやっかいの存在の、スペクトラムの一端とみなすべきだろう。どこの国でも同じだと思えば、少しは視野が開けてくる。』