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朝からメッセージ

ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ‼️『レディー・ガガの歌唱も、合唱もどちらも素晴らしい

先日のアカデミー賞の授賞式で、レディー・ガガが公開から50年を迎えた映画『サウンド・オブ・ミュージック』からいくつかの曲を歌った。すばらしかった。声といい、歌唱といい、類まれなる才能を持った人である。ソロで歌うということは、やはり、ごまかしの利かないひとつの試練であろう。

ソロの歌唱は才能がどうしても出てしまう。一方、合唱は、練習すればそれだけよい結果を出すことができる。そのことが前から面白いなあと思っている。ウィーン少年合唱団の団員はもちろんすばらしいが、一人ひとりの素質とともに、長い時間をかけての鍛錬が、あの「天使の歌声」をつくる。

一人ひとりの声や歌唱の素質が必ずしも飛び抜けていなくても、練習を重ねればうまくなる合唱は、ある意味ではソロよりもフェアだし、私たちの人生に近い。仕事の多くは、ソロよりも合唱に似ている。チームのメンバーが力を合わせることを練習することで、パフォーマンスを高めることができるのだ。

サントリーでウィスキーのブレンドをされている輿水精一さんに、原酒の個性についてうかがったことがある。それだけをとれば尖っていて飲めない酒も、ブレンドすることで、かえってその個性がいかされて、全体の味わいに貢献することがあるというのだ。

ソロの歌唱は、その人の個性が問われてしまうが、声をブレンドすれば、個性がうまく補いあって、全体としてまろやかで清澄な響きとなる。レディ・ガガのすばらしい歌唱を聞きながら、その声の素質の素晴らしさと、合唱という共同作業の可能性の両方に、思いをはせたのであった。』
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