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いきなりメッセージ

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ニコ・ロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ‼️『
同性婚においては、「夫」が二人いて、「妻」が二人いる

スティーヴン・フライ氏@stephenfry は、英国で最も人気があり、尊敬されているコメディアンである。最近、フライ氏は同性婚をした。相手は、若手コメディアンのElliott Spencerで、同性婚が合法化されている英国では、結婚自体よりも、30歳という年の差が話題になった。

フライ氏の結婚についてのニュースを読んでいたら、「彼のhusbandのElliot Spencerが・・・」みたいな記述があって、おやっと思った。そういえば、同性婚における相手は、どのように表現するのだろう。調べてみたら、英語圏でも、呼び方についていろいろ混乱があることを知った。

たとえば男性同士の結婚において、片方がhusbandならばもう一人はwifeになるのか、と思いがち。英語圏でも、そのような誤解があるらしいが、実際には、二人の「役割」を表現するのではない。男性同士の結婚の場合には、二人ともhusband、女性同士の場合は、二人ともwifeになる。

つまり、同性婚においては、「夫」が二人いて、「妻」が二人いることになる。そういうのはややこしいから、「パートナー」と呼んだらどうか、という考えもあるらしいが、それはかえって混乱を招くらしい。というのも、「彼は私のパートナーです」と言うと、ビジネスの共同経営者のようにも響くからだ。

もともと、法的に結婚しているかどうかに関係なく、恋人のことを「パートナー」と呼ぶ。苦闘の結果、ようやく法的に同性婚の権利を獲得したのだから、「パートナー」ではなく、相手のことを、(男性同士の結婚ならば)「夫」、(女性同士の結婚ならば)「妻」と呼びたいという気持ちがあるというのだ。

言葉は長い歴史と文化を背景にしている。同性婚が、人類の歴史において新しい事象であるために、「夫」が二人いる、そして「妻」が二人いるという表現が、まだこなれていないのだろう。同性婚社会の中で当たり前になったら、夫が二人いる家庭、妻が二人いる家庭にも違和感がなくなるだろう。』