ニコ・ロビンインドメタシンブログ!!

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朝からメッセージ‼️

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ニコ・ロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ‼️『北欧諸国のような、ありかた

いきものには、生態系の中の「ニッチ」がある。ひとつのいきかただけがあるわけでなく、さまざまな立場、役割がある。国も同じことで、世界の中で、たったひとつのいきかた、ありかたがあるわけではなく、国として、さまざまなあり方、存在のしかたがある。

北欧のあり方って、いいな、と時々思うことがある。それは、たとえばノーベル賞のような普遍的な価値の出し方、担い方でもあるし(スウェーデンノルウェー)、あるいはまた、ベルイマンの映画や、『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』や、ムーミン谷に感じるヒューマンな感触でもある。

国のあり方として、世界の中で強烈な存在感を持つ経済大国を目指すことできるだろうし、「世界の警察官」としての軍事力を誇る国を目指すこともできるだろう。一方で、北欧諸国のように、世界の有力国を数え上げるときには忘れられていて、「そういえば」と思い出されるような、そんな国もある。

経済大国や、世界の警察官を目指すということは、やりがいのあることかもしれないけれども、一方で、その国のひとびとに、有形、無形のひずみをもたらすことでもあるだろう。一方、世界という谷間の中に、忘れられそうになりながら、実はひっそりと生きている、そんな国にだけ咲く花もある。

『ファニーとアレクサンデル』は、311分の長い作品だけれども、最初の方で、まっしろな雪の中に、色鮮やかな花売りが出てくる。北欧のあり方が、そんなささやかなシーンの中に象徴されているような気がして、ときどき、あのふしぎな印象を、想い出してみることがある。』