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いきなりメッセージ追加

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ニコ・ロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ‼️『選挙とは何か、冷静に考えてみよう

新聞各紙を見ると、議席数のことばかり書いているが、今回の選挙で、本当に意味のある唯一の数値、各党の小選挙区比例代表における得票率があまり報じられていない。今2、3分ネットでニュースを検索してみたが、まともにまとめられているサイトが見つからなかった(誰か教えて!)

本来、各有権者の意志を考えてみれば、選挙において唯一意味があるのは得票率で、今回、自民党が支持されたことは事実だけれども、議席数がそれに非線形な関数を割り当てた、いわば選挙制度のartefactであることも事実である。このあたりは、冷静に考えていくべきだと思う。

与党のみなさん、政権維持、おめでとうございます。「国民の圧倒的な支持」というのは、獲得議席数がもたらす一種のイリュージョンで、実際に本当に大事な数字は、得票数だけです。実際には、国民の中には、多様な意見があることがわかると思います。ぜひ、その分布をじっくり眺めていただきたい。

ぼくは、選挙というのは、定期的に行われる「世論調査」としての意味しかないと思う。その結果、議席が決まるが、その結果は、必ずしも「世論」を正確に反映しない、という認識を持って、議員の方には、バランスのとれた政策立案、実行をお願いしたいと思う。

有権者の側も、選挙結果に一喜一憂する必要はないと感じる。選挙でやったことは何か? 投票所に行って、紙の上に名前を書いて投票箱に入れてきただけである。この間、数分。それよりも、日常の中で、自分のため、社会のため、世界のために何をするかの方が、よほど大事だ。

選挙が、有権者が何年かに一回、紙の上に意中の候補や政党を書く「世論調査」に過ぎないこと、その結果決まる議席が、世論調査に非線形のフィルターをかけた、その意味で偏ったものであること、選挙は連綿と続く日常の中の、句読点に過ぎないこと。選挙を、事大主義でとらえることは、認識を誤る。

新聞の大見出しを見ていると、まるで、与党と野党が戦争をやって、どっちかが勝った、みたいな話に見えるが、実際に起こっていることは、以上のようなことに過ぎないと私は思う。選挙は大事だが、過大評価すべきでもない。一番大切な、各党の得票率を眺めて、冷静かつ真心を込めて国の将