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エッセイ社会派なブログ??!

ナイターメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ

なぜ時代は「マルチ真実」になったのか。一つにはインターネットというメディアの性質で、さまざまな情報が同時多発的に配信されるということがある。かつてのマスメディアの時代のように、一つの視点、トピックが支配するという構造が崩壊して、その向こうにあるマルチ真実の夜空が見えてきた。

もうひとつは、グローバル化や技術革新によって、実際に人間がアクセスできる事象の宇宙がビッグバンを起こしているということもあると思う。その結果、「マルチ真実」の膨張が私たちを包み、私たちはそのすべてに目を配ることがとても難しくなっている。

 


マルチ真実に対応する処方箋は、おそらくないのだろうと思う。それは人間の認知プロセスに関わる実質的な限界なのだろうからである。一つわきまえておくべきことは、自分にとってどんなに大切、重要な視点でも、世界全体から見ればマルチ真実の宇宙のごく一部分に過ぎないというある種の謙虚さだろう。』

 

いきなりメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ

一番よいのは、宿題や会社の命令といった外部の要因がなくて、自分自身で課題を決めて動けることで、これができるようになると一気に世界が広がる。たとえ学校や会社に行っていても自分で決定できるようになるとその人はその瞬間自分の人生の「経営者」になる。

 


課題のレベルを調整するのも大切で、締切までに全力でやって、ぎりぎりできるくらいに設定するといい。すると、自然に集中するから、フローの状態が実現する。朝起きてから夜寝るまで、自分で課題と締切を設定して、ずっとフローの状態でいるのがいちばん良い。そうすれば遠くに行ける。』

 

 

朝からメッセージ


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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ

「根拠のない自信」とは、つまり、ビッグマウスではない。むしろ、「根拠のない自信」をもって、ある目標を目指して努力を始めた人は、無口になる。慎重になる。ほんとうにその目標を達成しなければならないから、そのように自分の身体を動かさなくてはならない。慎重に、そして大胆に。

 


「根拠のない自信」を持つことは、つまり、ゴールではなく、スタートラインに立つことである。スタートラインに立ったアスリートは、自負に輝きつつ、これからなさなければならないことに武者震いしている。それは、人生のレースに立つ、一つの参加宣言なのだ。』

ナイターメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ

ぼくは、基地の問題にせよ、そのほかのことについても、沖縄のことについて発言することにはとても慎重で、なぜならば、基本的に沖縄の方々の自治の問題だと感じているからだ。そこに国政がかかわるにしても、住んでいる方々の合意形成が一番大切だと思う。

 


翁長さんのご逝去を受けて行われる沖縄知事選も、国政の政党の枠組みが持ち込まることはできるだけ避けるべきだと思っている。沖縄に住んでいる方々が何を問題と感じていらして、何を目指していらっしゃるのか、その話し合いや合意形成が、いちばん大切なのではないかと思う。

 

いきなりメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ

自分の感性を磨くためには、評価を他人任せにしないで、自分で感じるしかない。向き合うしかない。それで、判断を間違ってもいい。自分で感じて、動くことを積み重ねないと、自分の感性はいつまで経っても磨かれない。

 


この作品はいいとか、そのような評価や評判を参考にしてもいい。ただ、最後は、やはり、自分の感性で向き合わないといけない。それは心が裸になることである。無防備になることである。その上で、自分だけの言葉がでてくるようになると、一番よい。

 


権威は参考にしてもいいけれども、それにのっとられてはいけない。まるで今日生まれた赤子のように世界を観ることが大切である。感性は、知識では決して補えない。ましてや体系などでは救えない。学問が時に感性の邪魔になるのは、そのためである。』

 

朝からメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ

ストレスは脳の大敵である。ストレスがあると、フローやマインドフルネスなど、脳にとって好ましい状況をつくりにくくなる。できるだけストレスをつくらない、そして貯めないことが大切である。

 


ストレスをつくらない最大の秘訣は、自分がコントロールできることについてはベストを尽くすが、コントロールできないことについては諦めることである。天候や世の中の動き、他人の心などは自分がコントロールできないことだから、最初から諦めて、自分がコントロールできることだけに集中すればいい。

 


肝心なのは、自分の中にもまた、自分にはコントロールできないものがあるということだ。たとえば無意識がそうであり、自分のスキルレベルもそうである。自分自身に対していらいらしないで、あきらめることがストレスをつくらない秘訣になる。』

 

朝からメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからメッセージ

紙の本は、直接あげたり貸したりというだけでなくて、もっと間接的で、偶然の関係も仲立ちする。テーブルの上に置いてあった本を、誰かがとりあげて読み始めるかもしれない。また、自分の手を離れた本が、まわりまわって、誰かの手にわたるかもしれない。

 


ペーパーバックの古本を買うと、そこに学校図書館の蔵書印があることが時々あって、つまり余分な蔵書を市場に出すシステムがあるらしい。そんな時には、その本があったアメリカの田舎の学校に思いを馳せることもある。紙の本でないと、不可能なできごとである。

 


紙の本には、「メッセージ・イン・ア・ボトル」のような側面がある。自分の持っている本が、まわりまわって、いつ誰の手にわたるか、わからない。確かめようもないけれども、そうなったらうれしい。紙の本の最大の魅力は、それがモノとして独立して世界の中に存在し、個人の生を超えるところにある。

 


電子書籍は便利だけれども、紙の本にくらべると、寂しさを感じる。この寂しさは案外本質的なもので、結局、紙の本が完全に廃れることはないのだと思う。装丁を含めた、モノとしての存在感の魅力はもちろんのことである。豪華本も、文庫本も、ソフトカバーも、モノとしての存在感は変わらない。』