裏最北ブログダダダダーン!!!!

エッセイ社会派なブログ??!

イブニングメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『

学校教育の中で、文脈の中で卓越することばかり求められ、それに応えていると、文脈に合わせて脳を働かせる能力ばかり発達して、それを超えるひらめき力が抑制されてしまう。

ひらめきは、どちらかと言えば「遊び」に近い。無目的で、意味もなく、ただ楽しいからやっている。そのような時に、ドットとドットを結ぶ、という結果が生まれやすいのである。』

 

ナイターメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『

ディフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の働きは、時にmind wandering(心がふらふらと動くこと)と表現される。素材の変容のプロセスはまさにmind wanderingで、逆にそのようなプロセスを許容しなければならない。

一方的にインプットを続けたり、あるいは特定の文脈(課題)に沿った活動をするだけでなく、ぼんやりと脈絡なくさまざまなことに思いを馳せるmind wanderingの活動をすることが、結果としてひらめきの歩留まりをよくすることにつながっていく。』

 

いきなりメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『

「ひらめき」は、いつやってくるかわからない。そのタイミングをあらかじめ予測したり、コントロールしたり、あるいは強制することはできない。

「ひらめき」は無意識からの突然の通知である。anterior cingulate cortexでその兆候が検出され、dorsolateral prefrontal cortexにその情報がリレーされて、脳の必要なりソースが割り当てられる。ただし、その通知がいつくるかはわからない。

ひらめきのタイミングや内容自体はコントロールできないが、ある程度「歩留まり」を上げることはできる。そのために知られている経験則は、集中の後の弛緩である。

一つの問題について集中して考えたり、取り組んだあとで、リラックスしている時間にひらめきは起きやすい。つまり、ひらめきは全くランダムなのではなくて、意識的な活動と相関する。

なぜ、集中のあとの弛緩においてひらめきが起きやすいのか。集中している時に処理されたさまざまな情報が脳内に残っていて、その「後処理」ないしは「整理」の過程で、「ドット」と「ドット」が結ばれることが多いからである。

いわば、集中して何かに取り組む行為自体は、ある論理やアルゴリズムに基づく実効的な処理というよりは、脳にひらめきのための素材を仕込むプロセスだとも評価できる。その素材がコントロールできないかたちで曜変して、ひらめきとなるのだ。』

 

怒りタマンゲーラタータマーメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『 

ひらめきは、その時にやっていること(たとえば、歩いているとか、食事をしているとか)と直接関係なく、突然割り込んでくる情報処理である。このような脈絡のなさと、0.1秒程度のスケールの短い事象であるという事実は関係しあっている。

0.1秒程度のスケールの、まばたきする程度の間の短い例外処理だからこそ、ひらめきは脈絡なく介入してきてその間脳の認知過程を占有することができる。それ以上の長い情報処理が脈絡なく介入すれば、環境への適応という意味で障害が生じるだろう。』

 

いきなりメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『 

万有引力を発見してしまった後のニュートンをりんご畑に立たせていても、もうすでに発見してしまって脳がそうなっているから、ひらめきの瞬間はとらえられない。万有引力を発見していないナイーブな被験者を一万人りんご畑に立たせていても、いつひらめくかわからないし保証もない。

そもそも、ナイーブな被験者が万有引力についてひらめく瞬間は、机の端からハサミが落ちる瞬間かもしれないし、あるいは自分がベッドから落ちた瞬間かもしれない。ひらめきの一回性をコントロールされたかたちで実験するのは難しい。 』

いきなりメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『

すぐれた作品に会うことも、世界が今までとは全く違った場所に見えるきっかけとなる。しかも、すぐれた音楽や文学の作品のインパクトは、瞬間にとどまらず、長い間にわたって作用し続ける。

最初の一撃から、それを受け止めるために次第にその影響が深くなり、広がっていく過程そのものが、作品の受容そのものである。一撃から始まるゆるやかな変化を経験することが、自分が変わる、という意味での創造性の形式を学ぶ大切な機会となる。』

 

いきなりメッセージ

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ニコロビンプレゼンツ茂木健一郎さんからのメッセージ『

「やる気スイッチ」という言葉はキャッチーでなんだかご利益があるように感じられる。確かに、努力へのモチベーションという意味での感動体験や、小さな成功体験は必要だが、日常の努力において求められるのは「やる気スイッチ」よりもむしろ「フラットな習慣」である。

むしろ、世の中の、意識が高くあるべきだ、と信じている(信じ込まされている)人たちの中には、「やる気スイッチ」をぜひ押さなくてはいけないのだ、あるいは押し続けなければいけないのだという思い込みで、かえって不自由になっているケースが多いように感じられる。』